子供が支援学校高等部に通っています。(現在3年生)
高等部に入ると、卒業後の進路に向けて少しずつ動き始めます。入ったばかりのころは、まだ先のことだと思っていました。でも実際は、2年生になると事業所での実習があり、その実習先を決めるためには1年生のうちから事業所の見学や体験をしておいたほうがよいのです。
わが家はそれをあまりわかっていなくて、1年生の冬にかなりバタバタしました。
この記事では、支援学校高等部1年生の校内実習と、2年生の事業所実習に向けて準備すべきことを書いていきます。わが家の子供が通っている支援学校での体験なので、学校や地域によって違うところもあると思います。
わが家の子供について
わが家の子供は、支援学校高等部普通科に通っています。重度知的障害と聴覚障害の重複障害があります。
支援学校高等部でも、普通科と就労に特化した科では内容が違いますし、地域によっても違います。詳しいことは通っている学校に確認してください。
高等部1年生では校内実習がありました
高等部1年生のときは、校内実習がありました。
校内実習とは、学校の中で行う実習のことです。いつものクラスや担任の先生ではなく、班に分かれて、普段あまり関わっていない先生と一緒に作業をします。
子供たちにとっては、先生も環境もいつもと違います。それだけでも戸惑いがあるようでした。期間は2週間ほどで、作業内容は簡単なものですが、いつもと違う環境というだけで疲れやストレスがあるようです。
校内実習中は家でのケアも必要でした
校内実習は学校の中で行われるので、送り迎えはいつもと同じです。でも、子供にとってはいつもと違うことが続きます。
- 先生が違う(朝から担当の先生が関わらない)
- 班が違う(作業別に班が分かれ、別のクラスの子と一緒に作業する)
- 作業内容が違う(事業所で行われる作業を想定した内容)
普段と違う環境で過ごすので、家に帰ってから疲れが出ることもあります。わが家でも、家でのケアが必要だと感じました。
高等部1年生では事業所での実習はありません。でも、この校内実習が2年生からの事業所実習に向けた練習になっています。
1年生の1月に進路個別面談がありました
高等部1年生の1月に、進路個別面談がありました。学校の進路担当の先生・担任の先生・生徒・保護者で行う面談で、内容は卒業後の進路と、2年生で行う実習先についての相談です。
このときに、2年生の実習先をある程度決めておかないといけませんでした。
わが家は、この時点でまだ実習先を決めていませんでした。2年生になってから考えるものだと思っていたのです。でも、2年生になってから実習先を探すのでは遅いのです。
実習に行くためには、その前に事業所を見学したり、体験をしたりしておく必要があります。学校側も実習を希望する事業所にお願いをすることになりますが、こちらが希望しても通らないこともあるので、第三希望まで必要と言われました。
わが家は1年生の冬にバタバタしました
進路個別面談で実習先を決める必要があると知り、急いで第三希望までの事業所を見学に行くことになりました。
- どこにどんな事業所があるのか
- 子供に合いそうなところはどこか
- 送迎はあるのか
- 作業内容はできそうか
- 卒業後に利用できる可能性があるか(すでに受け入れがいっぱいのこともある)
こういうことを短い期間で調べて見学に行くのは、とても大変でした。もっと早く知っていたら、夏休みなど時間があるときに見学へ行けたのにと思いました。
事業所見学は1年生の夏休みに行けばよかった
今思うと、一番よかったのは高等部1年生の夏休みに事業所の見学へ行くことです。
夏休みは学校がないので、平日に事業所へ行きやすいです。事業所によっては体験イベントをしているところもあり、1日体験ができると子供に合うかどうかも少しわかります。
見学だけではわからないこともあります。
- その場所の雰囲気
- 職員さんの関わり方
- 利用者さんの様子
- 作業の内容
- 子供が落ち着いて過ごせそうか
こういうことは、実際に行ってみないとわかりません。
事業所には保護者が連絡することになります
事業所の見学や体験をしたい場合は、保護者が事業所に電話連絡をして相談することになります。学校がすべて手配してくれるわけではありません。
もちろん学校も進路について相談にのってくれます。でも、事業所を探したり、見学の連絡をしたり、子供を連れて行ったりするのは保護者の役割です。
わが家も実際に動いてみて、学校に任せておけば就労先を見つけてくれるわけではないのだと感じました。ここは、頭に入れておいたほうがいいと思います。
学校で事業所の進路相談会もありました
どこにどんな事業所があるかについては、学校で毎年、事業所が来て進路相談をする機会がありました。事業所の方に直接話を聞けるので、パンフレットだけではわからないことも聞けて、とても助かります。
ただ、希望者が多いと長時間待つことになります。そのため、事前に聞きに行く事業所を5つほどにしぼっておくとよいです。
- 一番気になるところ
- 家から通えそうなところ
- 子供の障害や特性に合いそうなところ
- 卒業後の受け入れがありそうなところ
こういう基準で考えておくと、相談しやすいです。
希望する事業所に必ず入れるとは限りません
見学に行って「ここがいい」と思っても、受け入れがいっぱいで入れないこともあります。だから、第三希望くらいまで考えておく必要があります。
事業所によって雰囲気も作業内容も違いますし、子供に合うかどうかは実際に行ってみないとわかりません。1つ見学して終わりではなく、いくつか見て比べることも大事だと思いました。
親の協力も見られていると感じました
実際に見学や相談をしていると、子供本人の様子だけでなく、家庭がどのくらい協力できるかも大事なのだと感じました。
事業所に通うようになると、連絡を取ること、体調を伝えること、困ったときに相談すること、必要な手続きをすること、といった場面で保護者の協力が必要になります。特に重度知的障害がある場合、本人が自分で説明したり困ったことを伝えたりするのが難しいこともあります。
送迎だけでなく、親がどれだけ事業所と関われるかも、事業所側にとっては大事なことなのだと思いました。
A型・B型・生活介護も早めに考える
卒業後の進路には、A型、B型、生活介護などがあります。グループホームに入るのか、家から通うのか、送迎が必要なのか、どんな支援が必要なのか。
高等部に入ったばかりのころはまだ先のことに感じますが、高等部の3年間は思ったより早いです。2年生になると事業所実習があり、3年生になると卒業後の進路がもっと現実的になります。だから、高等部に入ってすぐから、少しずつ考えておいたほうがいいと思いました。
まとめ
- 高等部1年生では校内実習がある(いつもと違う環境で子供には疲れやストレスも)
- 1年生の1月には進路個別面談があり、2年生の実習先を相談することになる
- 実習先は2年生になってから探すのでは遅い
- 1年生の夏休みに事業所見学・体験へ行くのがおすすめ
- 事業所探しや見学の連絡は保護者が行う必要がある
- 第三希望まで考えておくと安心
- 卒業後の進路(A型・B型・生活介護など)も早めに考えておく
わが家は1年生の冬にバタバタしました。だからこそ、これから支援学校高等部に入る方や、高等部1年生の保護者の方には、早めに動いておいたほうがいいと伝えたいです。

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