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支援学校3年で実習内定も進路に不安?親の理想と現実のズレに悩むママへ

卒業後の暮らし

こんにちは、kinoです!

お子さんが特別支援学校の高等部3年生になり、いよいよ現場実習(産業現場等における実習)を経て「内定」の知らせをもらうと、本来なら保護者としてホッと嬉しくなる瞬間ですよね。

それなのに、いざ決まってみると、心の中にモヤモヤとした不安が広がっていませんか?

kino
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「親としては一般就労やA型を目指してほしかったけれど、学校や企業の評価はB型(就労継続支援B型)だった……」
「この進路のまま決めてしまって本当にいいのだろうか?」
「もっといい事業所があるのでは?私は子どもの将来に妥協しているのではないか……」

我が子の人生がかかっているからこそ、自分の理想と突きつけられた現実とのギャップに挟まれて、不安で仕方がなくなるお気持ち、痛いほどよく分かります。

今回は、そんな我が家の「理想と現実のズレ」にどう折り合いをつけ、子どもの現状にとって最良の選択をしていくべきかについて、実体験に基づいた親の覚悟と、卒業後の安心のサポート体制について丁寧にお話しします。

この記事でわかること

  • 進路内定後に保護者が陥りがちな「妥協ではないか」という不安の正体
  • 親の理想を押し付けず、実習で得た「客観的な評価」を受け止める大切さ
  • 3年生で行われる残り2回の実習(秋の1か月実習など)が持つ重要な意味
  • 万が一、卒業後に「ここは違う」となったときの事業所変更と相談支援専門員の役割

1. 内定が出たのになぜ不安?「もっといい所があるのでは」と揺れる親心

特別支援学校高等部での実習を終え、事業所から受け入れ可能(内定)の返事をもらうことは、本来とても喜ばしいことです。しかし、学校にいる時間よりもはるかに長い時間を、卒業後はその事業所で過ごすことになります。

そう考えると、「本当にここで我が子は毎日ずっとやっていけるのだろうか」という、学校に守られていたときにはなかったリアルなプレッシャーが押し寄せてきます。

特に、親が思い描いていた「もっとステップアップしてほしい」という理想と、実習先や学校の先生から言われた「現在の適性はここです」という客観的な評価にギャップがあると、親の心は大きく揺れ動きます。 「いま決まったこの場所は、単なる親の妥協なのではないか」 「もっと必死に探せば、別の素晴らしい選択肢があったのではないか」

こうした不安を完全に払拭するために、本来一番良いのは「高等部1年生のうちから親が能動的に動き、数多くの事業所を調べて夏休みの間に見学や体験を済ませておくこと」です。早くから基準を持っておけば、3年生でバタバタと焦らずに済みます。

しかし、その重要性を誰も教えてくれず、気づけば3年生の実習を迎え、流れるように進路が決まってしまったというケースも少なくありません。でも、焦って自分を責めないでください。まだ不安を解消するチャンスは残されています。

2. 親の理想より「客観的な評価」を。3年生に用意された「働く」ための実習

ここで一度立ち止まって意識したいのは、実習で得られた企業の評価や先生の意見は、我が子を何日間もじっくり見つめて出された「客観的なデータ」であるということです。

親はどうしても「家で見せる頑張り」や「幼い頃からの期待」というフィルターを通して子どもを見てしまうため、理想が高くなってしまいがちです。しかし、無理をして親の理想の進路へ押し進めても、卒業後に本人が環境の変化や業務のプレッシャーに耐え切れず、体調を崩してしまっては元も子もありません。客観的な評価を一度しっかりと受け止めることが、親としての最初の覚悟になります。

そして、その評価が本当に我が子に合っているかを確かめるために、学校では3年生のうちに基本として3回ほど実習が用意されています。

2年生のときのような2週間程度の実習だけでは、まだ見極めきれない部分もありますよね。そのため、3年生の秋には「1か月間」という長期の現場実習が控えています。これは、卒業後すぐにでも社会に出て「働ける」状態へとシフトし、生活リズムや作業内容が本人の負担にならないかを徹底的に確認するためです。

3年生の1年間は、学校生活全体が「働くこと」を強く意識したカリキュラムになります。そのため、これからの実習を重ねていくなかで、卒業してすぐに「やっぱりここは全然違った」とミスマッチが起きることは、なかなかない仕組みになっています。

3. 卒業後だってやり直せる!相談支援専門員を味方につける心強さ

もし、これからの秋の実習を経て、あるいは実際に卒業して働き出してから「どうしてもこの事業所と合わない」という事態になったとしても、決して人生の行き止まりではありません。特別支援学校を卒業したからといって、最初の場所に縛られる必要はなく、いつでも事業所を変更することは可能です。

卒業後の生活では、学校の先生の代わりに、「相談支援専門員(相談員)」が我が家と事業所の間に立ってくれる心強い味方になります。

福祉制度の手続きや受給者証の更新なども、この相談支援専門員経由で書類を提出することが多くなるため、在学中から密に連絡を取り合って信頼関係を築いておくことがとても大切です。

「卒業したら先生もいなくなるし、親が1人で事業所と交渉しなければならないの?」と孤独を感じる必要はありません。働き出してからも、年に2回ほど定期的に「モニタリング(面接による状況把握や計画の見直し)」の機会が必ず設けられています。こちらから大急ぎでSOSを発信しなくても、相談支援専門員が定期的に子どもの様子を確認し、合わなければ次のステップ(別の事業所やA型へのステップアップなど)を一緒に考えてくれる仕組みになっているので安心してくださいね。

4. まとめ & 進路に迷う保護者の方へ

高等部3年生の進路決定期における親の不安と、向き合い方のポイントをまとめます。

  • 内定後の不安は、高等部1年生からの事前見学が不足していた場合に大きくなりやすいですが、今からでも焦る必要はありません。
  • 実習先や学校からの「客観的な評価」は、本人が卒業後に無理なく過ごすための大切な指標です。親の理想を一度切り離して見つめてみましょう。
  • 3年生の秋には1か月間の長期実習があり、本当にその進路が我が子に合っているかをしっかり見極めることができます。
  • 卒業後すぐに働き出す子もいますが、必ずしも4月から利用を開始しなければならないわけではありません。
  • 万が一合わなくても事業所変更は可能です。卒業後は相談支援専門員が保護者との間に入って手厚くサポートしてくれます。

親の理想を諦めることは「妥協」ではなく、我が子の「今できること、安心して輝ける場所」を認めてあげるという、前向きな「親の覚悟」です。肩の力を少し抜いて、秋の実習での我が子の表情をじっくり観察してあげてくださいね。

※福祉サービスの手続きの流れや、現場実習の回数・期間、卒業後の事業所の利用開始時期などは、お住まいの地域や自治体、特別支援学校によってルールが異なる場合があります。具体的な進路の調整や不安な点については、必ず学校の進路指導の先生や、自治体の障害福祉窓口、または担当の相談支援専門員の方に最新の情報を確認しながら進めてください。

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