家庭菜園や学校でよく栽培されるじゃがいも。
植えてから手間いらずで簡単にできるので、毎年植えている人もおおいのでは。
じつは自家栽培でじゃがいもは注意しないと大変なことになります。
緑色のじゃがいも
緑色に変色したじゃがいもはありませんか?
じゃがいもは太陽にあたると緑色になります。
これは有害な成分グリコアルカロイドといいます。
もともとじゃがいもには含まれている成分で、市販されているじゃがいもには中毒をおこすほど含まれていません。
しかし、自家栽培で保存方法をあやまってしまうと、有毒なグリコアルカロイド成分がたくさんふくまれたじゃがいもになってしまいます。
学校菜園でおおいジャガイモの中毒症状
家庭菜園ではそうでもないのですが、学校菜園だとじゃがいもの中毒症状が多くあります。
それは、地表から浅いところで生育して、途中で土寄せをしないのでじゃがいもが日光にあたっていることが多い。
収穫後に遮光保存をしないので、じゃがいもに日光があたった状態になってしまう。
皮むきしないで食べる。
ということがあげられます。
未成熟な小型なじゃがいもは食べない、芽がでたじゃがいもは食べない。
保存は冷蔵庫にいれて遮光するなど、じゃがいもはそれなりに注意が必要ですが、学校ではそういう知識のない先生が多いのかもしれません。
(先生自体が菜園をしたことがないとか)
じゃがいもの中毒症状は?
じゃがいもの中毒症状はどんなものなのでしょうか。
食後30分から1時間でこのような症状がおこります。
・吐き気
・嘔吐
・腹痛
・下痢など
一般的には軽症で終わることが多いのですが、まれに呼吸困難をおこすので注意が必要です。
大人では200~400mg、子供では15.6~40mg摂取すれば中毒症状を起こすといわれています。
市販のじゃがいもは7.5mg/100mgなので、市販のじゃがいもで子供が中毒症状をおこすことはまず考えられません。
しかし、家で保存しているときに緑色になっていたり芽が出てしまった場合はたべないで捨ててください。
じゃがいもの保存方法
じゃがいもの正しい保存方法はどのようなものでしょうか。
涼しいところ、日があたらないところということ。
じゃがいもは湿気をきらうので、1つ1つ新聞紙につつみ、風通しのよい冷暗所におきます。
夏場は冷蔵庫にいれたほうがいいですね。
冷蔵庫にいれるときも、ひとつひとつ新聞紙につつんでおくといいですね。
保存に適した温度は5度前後といわれています。
低すぎても痛みが早くなります。
野菜室で保存しましょう。
発芽をおさえるためにりんごを一緒にいれるといいそうです。
芽がでてきたらすぐに芽をとりましょう。
まとめ
じゃがいもはプランターでも作れますし、土のはいった袋のままで育てることができます。
そのとき、土寄せはぜったいしておきましょう。
そういう知識がなく栽培してしまったじゃがいもは、有毒成分が多くふくまれていますので、注意しましょう。
栽培していて、ジャガイモが土の上からみえるようならそのジャガイモはすててしまいましょう。
そして他のジャガイモが上にでてこないように土をかぶせましょう。
正しい知識で自家栽培をしましょうね。
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