障がい児の通う総合支援学校は、小学部・中学部そして高等部とあります。
中学部(義務教育の中学校)を卒業すると、高等部に進学ができます。
高等部は高等学校には当たらないので卒業しても高卒にはならないそうで。
高等部では学業と就業に向けての作業を行います。
高等部には誰でも入れるわけではなく、入試(選考)があります。
高等部に進学志望の場合のスケジュール
もともと支援学校の中学部に通っていると高等部への志望手続きは簡単です。
3年生になったら進学をどうするのか学校側に伝え、学校から願書をもらいます。
事前面談
願書を出す前に10月くらいに高等部の先生と面談があります。
高等部の先生と、中学部の担任と生徒と親で、子供の障がいの程度やどのくらいのことができるかなど、聞き取りをして実際の子供の様子をみて、親から高等部に進学したあとに配慮してほしいことを使えます。
地元の中学から支援学校の高等部に進学を希望する場合も、10月くらいに高等部の先生と面談があります。
事前に見学もあるので、高等部でどんなことをするのか雰囲気をしるいいきっかけになります。
ぜひ見学にいってみましょう。
願書提出
進学希望先がきまれば願書を出します。
願書は中学校でもらうことができ、提出も中学校からしてもらうことがあります。
こちらから郵送しなければならないこともあるかもしれないので、確認しましょう。
支援学校の中学部では、学校から高等部へ願書を提出してもらえます。
(同じ校内ですからね)
選考日
支援学校では入試ではなく選考日といういいかたをします。
選考日は、朝から保護者同伴で支援学校に行きます。
高等部へ受付をし、学力検査と行動検査を行います。
学力検査は、国語と数学がでます。
レベルは、小学生から中学生まで幅広くでるそうです。
なので、生徒さんは全問解くというより、解ける問題を解く、ことを優先できるように訓練が必要です。
まじめな性格、こだわりの強い生徒さんの場合、解らない問題を無理に解こうとして、解る問題に向かえないというトラブルが発生することが考えられます。
解らない問題はおいといて、解る問題を解いていく訓練をしておきましょう。
また、学力検査は30分×2回あるので、30分間椅子に座っておかなければいけません。
じっとする訓練も必要ですね。
行動検査は、体操服に着替えて行います。
1時間くらいかかるので、水筒とタオルを持参しておきましょう。
選考日は保護者は指定の場所に待機しておきます。
自家用車で待機する場合は、受付に緊急連絡先を伝えておけばいいようです。
受ける科によっては面接もあります。
選考は午前中で終わり、そのまま下校となります。
合格発表
合格発表は支援学校に張り出されます。
支援学校の中学部では担任から保護者に合否の連絡があります。
そして保護者が学校に出向き、入学書類をもらいます。
合格発表の日は、生徒は学校にいく必要はありません。
保護者が学校に書類をもらうだけです。
入学説明会
3月の下旬に入学説明会があります。
支援学校の小学部、中学部でも入学説明会がありましたが、それと同じです。
必要な物品の説明があります。
説明会の後に、かばんや靴などを買いましょう。
この前に買ってしまうと、就学支援金がもらえません。
まとめ
筆者の子供は小学校から支援学校に通っています。
今年(2024年)高等部に進学します。
まだ選考日を迎えていませんが、定員数の上限のない普通科を希望していて、中学部の担任の話もすでに進学したあとの話をしているので、ほぼ合格するでしょう。
定員数の決まりがある科だと、不合格の可能性もあるので、子供の特性を考えて科を決めてください。
3月は生徒と保護者とでとても忙しい日が続きます。(卒業式もありますね)
お仕事をされている場合は、お休みを取る日が多くて大変だと思います。
3月の休みの目安は、卒業式、選考日、合格発表、入学説明会です。
うまく有休を残しておいてとれるようにしておきましょう。
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