耳の聞こえが悪くなったら補聴器を使っている人がいます。
高齢者だけでなく、子供の難聴の治療目的で補聴器は使われます。
しかし、補聴器はどうやったら購入できるのでしょうか。
子供が補聴器をつけているので、子供の難聴用の補聴器について書いていきます。
子供の補聴器は耳鼻科に相談
子供が成長するにつれて耳の聞こえが悪いのでは?また検診のときに耳鼻科で検査してもらったほうがいいといわれることがあります。
もし、そういわれたのなら早めに耳鼻科に相談しましょう。
先天性難聴の場合は、難聴がわかるのが早ければ早いほうがいいです。
子供のその後の発達にかかわります。
難聴の検査方法
耳鼻科クリニックでもいいのですが、なるべく大きな病院で耳の聞こえを検査したほうがいいですね。
子供が小さいときはABR検査をします。
ABR検査の方法は、音に脳波がどう反応するかを調べます。
両方の耳たぶと額に電極を貼り付けます。
耳にはヘッドフォンをつけて検査をします。
ABR検査中は子供は睡眠薬で眠ってもらいます。
この睡眠薬を飲むのにうちの子はてこずりました。
幼児くらいだと薬を嫌がるので、粉にしてもらって病院内のカフェでジュースに混ぜて飲ませました。
いつも病院にいったら飲むジュースだったので何も疑わず飲むことができました。
子供が起きると検査ができないので起きないように親は祈るばかりです。
難聴の程度
難聴にも重度と中軽度とわかれます。
重度になると身体障碍者となります。
身体障碍者手帳の発行になります。
中軽度になると身体障碍者の対象にはなりません。
うちの子は中軽度です。
どの程度聞こえないかというと、騒がしいところでは反応しますが、1対1だと反応が薄いです。
大きい声では反応しますが、小さい声だと反応しません。
TVの音は最大できいていました。
これが、難聴を疑った原因です。
本人は4才になってもおしゃべりはできませんでした。
補聴器の購入
補聴器が必要と耳鼻科で判断されると、その病院に出入りしている補聴器会社が手配します。
身体障碍者と中軽度の場合では、補助金が違うのかもしれません。
今回は中軽度の場合を書きます。
ただ、補助の金額が変わってきます。
・防水なし 2万円
・防水あり 10万円
現在では防水ありのみとなっているようです。
ただ値段は10万円よりはやすくなっています。
補聴器本体以外に必要なもの
補聴器本体以外にかかるものがあります。
耳の穴につけるイヤーモールドです。
これは耳鼻科でかたどりをします。
そのイヤーモールドに1万円かかります。
補聴器は電池で動いています。
その電池は1週間程度でなくなりますので、補聴器用の電池を常備しておく必要があります。
補聴器用電池は6個で800円くらいします。
とても安いのが売ってありますが、それだと電圧が低くて補聴器の調子がおかしくなるのだそうです。
なので、安い電池はかってはいけません。
高くても補聴器用電池を買っておきましょう。
補聴器用電池は、上部がシールで貼っていますが、シールをのけると中の電池の量がどんどんなくなっていくので、使わないときはシールをはがさず空気がふれないように密封容器にいれて保管することをおすすめします。
補聴器のメンテナンス
補聴器は精密機械でメンテナンスが必要です。
だいたい3か月に1回ですが、補聴器を修理したとか調子が悪いなどの場合1か月ごとにメンテナンスすることになります。
病院で耳の聞こえの検査と補聴器のメンテナンスを行います。
子供が幼児のときは通院費がかかりませんが、小学生になると2割負担になります。
高校生になると3割負担になります。
もちろん身体障碍者の場合、重度障碍者の健康保険で負担が0になります。
うちの子は身体障碍者ではないですが、療育手帳A判定なので重度障害扱いです。
なのでいまのところ通院費は0です。
病院への交通費や通院のときは仕事ができないのでその負担はあります。
補聴器が壊れたらどうなる
補聴器が壊れたらすぐに修理にだします。
補聴器会社がするに書類を出してきます。
それを記載して市役所に提出します。
修理代も補助がでます。
全額負担にはなりませんが、だいたい5000~8000円くらいになります。
年に1回くらい修理にだすことになります。
補聴器を紛失してしまったら
補聴器を紛失してしまったら・・・。
一度ありました。
すぐに補聴器会社連絡します。
全額負担になりませんが、6万円くらいの負担で新しい補聴器を購入することができました。
何かあったら補聴器会社に相談するのが一番ですね。
イヤーモールドの耐久性
イヤーモールドは子供が小さい時は半年、1年くらいで破損します。
また、耳の形が成長するにつれて変わってくるので、1年ごとにイヤーモールドを作り変えたほうがいいでしょう。
1回に1万円かかりますが、ここはおしまず変えましょう。
イヤーモールドは補聴器の音を耳に伝える重要な部分なので、破損するととたんに聞こえなくなります。
また、イヤーモールド自体が透明なのでどこが破損したかわからないことがあります。
なので、1年ごとに作り替えたほうが無難です。
まとめ
子供が小さい時に耳の聞こえの疑いがあれば病院で耳の聞こえの検査を受けましょう。
早ければ早いほど補聴器で発達の遅れをおぎなえます。
早くから補聴器をつけることで、補聴器を付ける習慣がつきます。
これが遅くにつけると、補聴器が邪魔に感じたり、まわりの子も触ってきたりします。
うちの子は年長のときに補聴器を初めて付けましたが、周りの子には保育園の先生から「耳に薬をつけてます」と言ってもらってました。
でも小学校で補聴器を紛失しました。
プールの時に教室に戻ったらなくなっていたそうです。
子供がしゃべれないのでよくわかりませんが、誰かが外に投げたという表現をしていたので外も探しましたが見つかりませんでした。
普段から補聴器になにかあってもいいように貯金をしておいたほうがいいですね。
わたしもこれからすこしづつ補聴器用の積み立て貯金をしておこうかなと思います。
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